ヌンチャクからロープを外そうとした瞬間、いきなりハンガーが外れて転落、あわやグランドフォールしそうになった。

2001年
2月
性別 男性
年齢層 50歳代
登山形態 クライミング(外岩)

状況 3本目のステンレス製ハンガーボルトにクリップした時のこと。ロープの向きを変えようとして、一旦ヌンチャクからロープを外そうとした瞬間、いきなりハンガーが外れて墜落。

気がついたら空中をダイブして2本目のボルトにぶら下がっていた。確保者も、まさかここで落ちるとは予想していなかったらしく、ほんの一瞬確保が遅れたため、墜落距離が延びてしまい、もう少しでグランドフォールになるところだった。

あとで外れたハンガーをよく見ると、アンカーにナットで締め付けられているのではなく、ただぶら下げてあっただけだった。ナットが抜け落ちていたのだ。

教訓・反省 よく見れば、ハンガーはナットによって締め付けられていないのがわかったはず。しかし、ピカピカのハンガーが固定されていないとは誰も思わないと思う。クライミングには思わぬリスクが存在するという好例。